【敵部隊石鹸!(ぉぃ)】 おっさんのガノタ日記<GCB奮戦記>

ティアンムがいつの間にか年下になってしまった世代のガノタ日記。 主にガンダムカードビルダー奮戦記やらまぁ色々です。 敵部隊、、、一番の敵は機動要塞オク・サンかも?(汗

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GCB Special『戦士の咆哮』


////////////// プロローグ

「新型? それってグフタイプの新型なのかい?」

「あぁ、なんでも、格闘特化タイプのかなりやばい奴らしい?」

「で、うちの部隊に近くにそんなのがいるんだい?」

「なんでも、データが欲しいらしい」

「なんだとっ! あたしらはモルモットじゃないんだよっ?!」

むざむざと負けはしない。

旧型機だけの部隊だが、あたしらだって、ずっと死線を掻い潜ってきたんだ。
むざむざとやられはしないさ。

あぁ、やられはしない。

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GCB Special『戦士の咆哮』

////////////////////////////


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GCB Special『戦士の咆哮』

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////////////// 噂

噂には聞いてたよ。
今、地上でやばい奴らが跋扈してるって話はね。

今までそれに似た編成と戦った事もあるが、そうでも無かったさ。
逆に蜂の巣にしてやったよ。
だが、今回の違う。 かなり、やばいらしい。

この前、レビル大将の部隊がやられったってさ。
酒場で悪態をついていたのを聞いたよ。

あそこの部隊はかなり手練れだよ?

それが、善戦したらしいが、やられちまったらしい。

だけどね。。。



負けちまえば、終わりなんだよ。。。

そう、負ければそこには死しかないさ。

////////////// 旧部隊

「何だ?お前達!なぜ、新機種変換を申請せんのだ?」
格納庫に乗り込んできたコンスコン艦長がいきなりがなりたててきた。

「えぇ~?だって、コイツでいいよ♪」
赤毛の娘が軽く受け流す。
うちの部隊で一番の新参者のシャルロッテだ。

この娘、最初の頃は腕は未熟だったが負けん気だけは強かった。
今も負けん気だけは人一倍だ。
だが、その気概があるだけに、人一倍努力してる。
腕も、、、その負けん気に負けない位になったね。

「だが、しかし、折角のチャンスなんだぞ? そうそう、新型MSの
受領のチャンスなど、この戦線が憔悴しきっておるこの状況でこん
な話はめったにないんだぞ!」
コンスコンが食い下がる。
まったく、心配性の艦長だよ。

「まぁまぁ、大丈夫っすよ」
隊内で一番のお調子者ジュダックが艦長をとりなす。

いつも、調子良いんだが戦場でもその調子なんだよね。
だが、たまに魅せる一撃に助けられる事もあるんだからびっくりだ。

「あぁ、その通りですよ。 この機体でまだまだ戦える」
うちの部隊の最年長。マサドがフォローする。

このおっさんは地味なんだが、地味だけに皆を卒なくフォローしてくれる。
うちのイケイケの若い奴らをよくまとめてくれる。

それに地球に降りてから長いせいもあり、森林での戦い方に長けている。
シャルロッテなど、何度、助けられたことか?
もっとも、シャルロッテは自分の腕が上がったから思っているようだけどね。
本当は、このマサドが、影からフォローしているんだけどね。


「マサドまでもか!おいっ!ジュダック!お前はどうなんだ?」

「え?私ですか?私は言える立場じゃないんでね、、、」
コンスコンに尋ねられた褐色の肌の男。ジュダックは、そうニヒルに答えた。

個性が強いうちの部隊の中でも変り種のこの男。
連邦からの離脱者なんだ。
なんでも、二重スパイだったらしいが、へまをしでかして連邦に入れなく
なったらしい。
それを物好きなうちの司令が拾ってきたんだ。

最初はあたしはこいつが信用ならなかったね。
まぁ、当たり前だよね。

だけど、いつだろう? あたしがピンチの時にこいつが助けてくれたのさ。
逆に、自分がピンチになってあたしが助け返したんだけどね。

なんで、助けにきたのか聞いたんだけど、その時、奴が言ったのさ。
「もう、裏切りたくはないんですよ」

ちょっと照れてね。いかつい顔の照れた顔ったら、そりゃおかしくて
笑ったよ。


でもね。

あたしはこいつに背後を任せても大丈夫だと思ったよ。

あたしは、前に進み出て艦長に言ってあげた。

「艦長。 いいんだよ。 あたしらは今のままで。
なぜなら、この機体はいわばあたしらの手足。いやそれ以上なのさ。
こいつらは確かに新型には性能で負けるかもしれないが、新型に乗る
には慣らしが必要だろう? だが、こいつらはそんな必要は無い。
思いっきり、ぶん回しても平気なんだよ。
それでも、きついだろっって?
そりゃぁきついだろうね。
でもね。こいつらとなら、あたし達はやれるよ?
伊達に1年以上もこいつらと戦って来た訳じゃないんだしね」

そう、こいつ、言わばあたしらなんだ。

////////////// 落ちこぼれ

どこの部隊からも落ちこぼれたあたし達。
そりゃ、しょうがない。 赤い彗星やソロモンの悪夢と比べられちゃ
為す術もないさ。 でも、あたしらにだって意地ってもんがあるのさ。
同じ境遇のこいつたち。
他の部隊からは見向きもされずに、ずっと、倉庫で眠っていたんだ。
毎日、廃棄される事におびえながらね。

落ちこぼれのあたし達にぴったりじゃないか?

最初は、毎日の様に悪態をついたよ。

『こんな機体で戦場に出ろって言うのかいっ!?』

『あぁ、お前達に回せる機体はこいつしかないんだ。回してもらえる
だけでありがたいと思え!』

『なにぃ!』

もう、毎日、調達部の奴らと喧嘩さ。

あたしらだって必死だったんだ。


生きたい・・・

生き抜くために、少しでも良い機体を。 少しでも弾薬をってね。


でも、いつだったろうか?

それは、こいつらだって一緒だって気付いたのは・・・

こいつらだって、生きたいんだ。

やられたくない。

そんな思いが伝わった気がしたんだよ。


////////////// 開眼

いつだったかな?こつらが配備されて、まだ間もない頃だった。
戦闘で劣勢の中、敵に取り囲まれた時だったかね。

「た、隊長~!もう、駄目っす~」
キャリオカがすぐに泣き言を言う。

「馬鹿っ!泣き言言ってるんじゃないよっ!」
「し、しかし、状況はかなりまずいな・・・」
背後を警戒しているマサドまでも、弱音を吐く。

まったく、どいつもこいつも、、、だが、あたしも既に死を
覚悟していたんだ。

「えぇい、どうせ死ぬなら少しでも道連れにしてやるまでさっ!
いいねっ! 10時方向の奴を殺るよっ! 全弾ぶち込むんだっ!」

もう、やけだった。 弾幕を張り誰か一人でも生き延びれればと
思っていた。

相手は、連邦の陸戦型のツノツキだ。小型シールドを2枚も持って
いるチキン野郎さ。
だが、それにやられようとしているあたしらは下衆以下なんだけどさ。

ともかく、あたしらは必死に弾幕を張って突破しようとしたんだ。

ツノツキは当然の様に盾で攻撃を防いで反撃の機会を伺っていたよ。
奴の赤い目がまるであたしらを値踏みしているように見えたのさ。

だが、反撃は無かったのさ。

盾を2枚とも瞬く間に破壊しツノツキを蜂の巣にしちまったのさ。
あたし達にも最初は何がなんだかわからなかったんだ。

だが、その時、こいつがうなり声を上げたんだ。
今、思えば、単なるオーバーヒート寸前のエンジンが悲鳴を上げて
たんだろうね。

でも、あたし達には『俺だって生きたい』と、言ってる気がしたのさ。


////////////// MS-07C-3 グフ重装型

こいつの前身、MS-07グフは地上での対MS格闘を想定した機体だった。
その威力はあたしも見ているから知っている。

その機体をさらに装甲を強化、さらに武装強化を行い、予備弾装も
携行することで、作戦時間遂行能力を向上させた正にオールマイティな
MSになる、、、、はずだった。

だけど、その長所だった機動力は装甲を強化した為に重量が増加し、
旧ザク並みになり、逃げられずにやられてしまう始末さ。

自慢の重装甲も連邦のビームサーベルの前には、ちょっとましという
程度で新型の重モビルスーツMS-09ドムにすっかりそのお株を奪われち
まったって訳さ。

だがね。 こいつにだっていい所はあったのさ。

75mmフィンガーバルカン

3連装35mmガトリング砲はザクにも装備していたから知っていたが
こいつは75mmだ。
これの威力は半端じゃない。
それが、両手に装備されてるんだからたまらない。
こいつ一機の火力は連邦のMSにだって引けを取らないさ。

だが、やはり、単機での戦いには限界がある攻撃の後の反撃には機動力が
無い為に、甘んじて受けることになる。

だが、複数で攻める事で相手を一撃で叩き潰す。
これならば、反撃を受ける事が無い。
グフ重でもいけると思えた瞬間だった。

もちろん、まとまって攻撃することで、逆に一網打尽となる可能性も
否定できない。
だが、まとまることで、厚い装甲部分を前面にして、弱い部分は皆で
カバーしあう。
そうすることで、耐え凌げることもわかった。

そう、まるで、片寄せあって何とか生きてるあたし達みたいだったんだ。

その日からうちの部隊の戦績は上がってきた。
もちろん、遠距離攻撃だけのチキン野郎に手も足も出ない事もある。
接近戦での、いい様に翻弄されて切り刻まれたりしたりしたさ。
だが、その倍、相手を蜂の巣にしてきたのさ。

それでも、やられる時はやられちまう。

何かがもう一つ足りなかった。

何かが。


////////////// 死の宣告者

もう1年も前だよ。

あの赤毛の娘がうちの部隊に来たのは。

シャルロッテ。 うちの愛すべきひよっこだ。
その娘と共にやってきたのが、アイツだった。

この海のものとも山のものともわからないこの試作品。

火力は凄いが、ただそれだけ。 撃った後の事を考えていなかった
んだろうね。
きっと、開発した奴は全ての敵を一撃で薙ぎ払えると思ってたん
だろう。だが、現実はそう甘くないのさ。

確かにその一撃は敵に致命傷を与え緒戦こそ有利に戦えたが、
相手だって馬鹿じゃない。 攻撃した後に詰め寄ってきて果敢に
格闘を仕掛けてきやがる。

そうなると、そう簡単にはいくら巨象といえど群がりる蟻を振り
払えるものじゃない。

突進力はあるんだ。 さらに、縦横無尽に動きまわることができれば。
そう考えて、あたしはこいつに嫌って程、スラスターを付けさせた。

もう、コイツは鈍重な大砲もどきじゃない。

戦場を駆け抜ける死の宣告者となったのさ。

これで、あたし達の部隊は完成したんだ。


////////////// 出撃命令

!!!!!!!!!

基地内に警報が鳴り響く。

『敵部隊接近! トップ隊は直ちに出撃されたし!』

司令の秘書官のキャシーの声が響き渡る。
このキンキン声が、あたしは嫌いじゃない。

甲高い声はちょいと耳に障るよ。

でもさ。

それって、生きてるって証だろ?

待ってな。 今日も、また帰ってくるからさっ!

////////////// 鉱山都市

「周辺警戒怠るなっ! 敵はもう近くにいるはずだ!」
「了解っ!」

コンスコンもいつになくいきり立ってるねぇ。

奴も、敵がどんな奴らか知っているようだね。

そりゃ必死だろう。なんてたって奴らの真っ先の獲物は敵母艦。
そう、コンスコンだからねぇ。

「おぃ、トップ!はやく出んか!」

「慌てるんじゃないよ!このアプサラスが出たらすぐに見つかっちまう!
キャリオカとシャルロッテが、敵が見つけてくれるまでは待つんだよっ!」

そう、奴らは今先行して偵察に出ている。
キャリオカの機体は特別なんだ。感知センサーが抜群にいいんだ。
いわゆる当たりって奴なんだろうねぇ。。。
そしてキャリオカが自体が、、、
あいつはこういう時は非常に頼りになるのさ。

ただのお調子者じゃない。 奴の獲物を見つける嗅覚はちょっとしたうちの
武器なのさ。
そして、ジュダックが後方から光学センサーで全体を監視してる。
奴の目は凄く良いんだ。 特別製の望遠レンズで監視させれば10km先の
人の瞬きだって見つけるのさ。

この二人は、確かに戦闘能力は高いと言えない。
だが、この二人の目と感覚が無ければあたし達はここまで生き残ってこれ
なかったさ。

////////////// 探りあい

(暑い・・・)

いや、コクピットの中はちゃんと空調が利いていて常温に保たれている。

分かってる。 こいつは冷や汗だ。

まったく、いつもトップねぇさんは人使いが荒いっす。
シャルロッテの子守をしながら敵を見つけて来いなんていうんすから。

「ねぇ、キャリオカ~ 一体、どうなってるのぉ? 敵なんて居ないじゃん!」
シャルロッテがのんきにくっちゃっべってる。

おいおい、この殺気が感じられないっすか?
だから、、、、!!!

そう、さっきから感じてるこの殺気。

どっちからかわからなかった。

だが、今ははっきりと分かった。

と、やばいっ!シャルロッテが先行しようとしてる。
森を出たら見つかっちまう。

すんでの所でシャルロッテを捕まえる。

シャルの野郎、無線で怒鳴りたてようとするもんだから、あわてて、
グフ重で、静かにしろってシーをさせたんだ。

だけど、これじゃ謝ってるみたいだな?!

ま、意思は通じたみたいだ。

まだ、機数は確認できない。
だが、複数だ。
なんとなく、なんとなくだけどわかるんす。

伊達に、ずっと戦場に出てるわけじゃないってとこすかね?


////////////// 始動

キャリオカから連絡が入った。
11時半の方向からえらいスピードで向かってきてるらしい。

「よしっ!皆、行くよっ!」
「おぉ!了解っ!」

メインスイッチをONにする。
コクピット内の計器類に灯りが点る。
そして、低い唸り声と共に機体が激しく震える。
まったく、じゃじゃ馬だよ。こいつは。

ミノフスキークラフトって言ったかね。
なんでも、それで宙に浮くらしいが、始動の時にえらい揺れるんだ。

だが、この振動であたしの中の何かが目覚めるのさ。

この振動があたしとリンクしていく。
体中からあふれ出てくる熱い血潮。
ほとばしる情熱の嵐。
そして、ぞくっとするほどの緊張感。

そう、私は生きている。そして、これからも生き抜いてみせる。

「トップッ! 出るよ!」


////////////// 接敵

こっちも敵を発見した!
が、あっちにも見つかっているはず。

そりゃ仕方が無い。
あっちの方がセンサー範囲が広いからね。

グフ重隊に目掛けて突進していく。

マサドらは、、、よしっ!
4機ともいつもの密集体系をとりつつある。

あたしは、アプサラスを唸らせながら左旋回をかける。
その巨体に似合わずに向きを変える時に、一瞬、推力が落ち沈み込む。
だが、次の瞬間、跳ね上がるように機体を跳躍させた。

奴らはグフ重隊に気を取られてる。
今がチャンスだ。

ターゲットスコープ越しにロックし、攻撃をかける。

「ファイヤ!」

アプサラスの収束メガ粒子砲が火を吹く。

だが、その紅蓮の炎を、奴らは寸前でかわしやがった。

(外したっ!?)

畜生っ! 標準機が2度ほどずれてやがるっ!
あれほど、この多湿な地域では再調整が必要だって言ったのに
サボっていやがった!
整備隊の奴ら、帰ったらただじゃ済まないよっ!


////////////// 邪悪な炎

「えっ!?」
あのトップ隊長の狙撃が外れちゃった。

へぇ、珍しい事もあるんだ。
絶好のタイミングだったのに。

でも、いつも隊長にやってもらってちゃいけない。

私だって、やってみせるっ!

隊長の攻撃を避けた奴らがこっちに突っ込んでくる。

2機、3機、、、、敵の数は4機!

相手にとって不足は無い。

それにしても相手の動きははやい。
標準タイプのグフ以上だ。

あ、あ、あれがイフリート?

MS-08TXイフリート

グフ以上にさらに格闘に特化した格闘専用MS
大型ヒート剣を2本装備し、集団戦法を行う事で、凶悪さが
倍加し戦場を駆け巡る姿は正に邪悪な炎の精霊そのものだった。

奴らが過ぎ去った後には全てなぎ倒されていくのだ。



私は、グフ重に急制動をかけ、腰を落とし重心を下げる。
そして、両手を前に差し出す。

隣にいたキャリオカも同じく標準をあわせる。


警報が鳴り響く!

わかってるっ!
敵が突っ込んできてるなんて、見れば分かるって!

もう至近距離だ。
こうなれば、標準なんかしなくたっていい。

そう、ただ、前の敵に撃ち放すだけ。

「これで決めるっ!」

////////////// 零距離戦闘

シャルロッテとキャリオカが相手の突進を止めた。
だが、止めただけだ。 相手は盾でその一撃に耐え、またも
突貫してくる。

「シャルッ!キャリオカッ!下がれ!」
「了解っ!」
2機が交差するように後方に飛び退る。
そこに、わしとジュダックが前に飛び出し。

また、攻撃を行う。

が、一瞬、相手の攻撃が先に入った。

右の脚部ミサイルポッドが吹き飛ばされる!

なに、いつもの事だ。
それでお前の首がもらえるならば安いものだ!
「まだまだっ!これでもくらえっ!」

わしは、目前に迫ったイフリートにフィンガーバルカンをぶち込んだ。


////////////// 盾破壊

イフリートはそのすばやい動きで盾でこちらの弾幕を防ぐ。
伊達に2枚も盾を持っていないようだ。

「こりゃきりが無い・・・」

ついつい、愚痴が出てしまう。
いかに、グフ重装型の攻撃力が高くとも盾で防がれてはどうしようもない。

そう、奴らは弾切れを待っているのだ。

だが、そうはさせん。

地面に、その巨大な盾を突き刺し、防ごうとしていた奴に、ショルダータックルを
お見舞いしてやる。

タックルなら弾薬は減らんからな!

////////////// 膠着

マサドの機転も、そうそうは通用しなかった。

もともと、格闘向けではない機体での攻撃は、予見されれば回避するのは
簡単だった。

ここは、わかっていても火力で押すしかない。
だが、それで勝って来たのも事実。

盾を何枚持とうが全て割り切ればいいのだ。




かなり、相手を丸腰に出来た。

だが、こちらの弾薬も残り少ない。

各機ともかなり手ひどくやられてしまった。


さて、どうする?グフ重隊?

その時だった。



「えぇい!何をモタモタしておる!さっさと片付けんかっ!」


////////////// 反撃

グフ重の背後から、聞こえたその声と共にイフリートに対して機銃が撃ち込まれていく。
ケルゲレンが間一髪、間に合い機銃を乱射しながら、割って入ってきたのだ。

「コ、コンスコン艦長~!」
「はやく、補充だ! もっとも、そう簡単にはさせてくれんがな」
コンスコンが不敵な笑みを浮かべ叫ぶ。 その額には赤く染まった包帯から血が滴り
落ち、止まる気配は無い。

「全機、ケルゲレンを"盾"に、群がるハエどもを叩き落せ!ト~ップ!
貴様は、離脱しようとする奴を狙い撃てぇ!」
「了解ッ!」

奴らは母艦を落としにかかってきた。
だが、それがわかっていればやりようもある。
母艦に切りかかるために飛び上がったところを狙い打つのだ。
いくらイフリートだって。空中ではそこまで早くは無い。

一機撃墜に成功した。

だが相手も只者ではない。むざむざとはやられずに盾で防ぎながら、それでも
母艦を狙ってきた。

その為、なかなか補給が行えなかった。

それに、ケルゲレンのダメージもかなり深刻だった。

戦況は思ったほど良くはなかった。

////////////// 母艦被弾

やばい、やばいぞ!

えぇい、お前ら。 母艦が狙われているぞ!

奴らを近づけさせるな!

やつら、、、イフリートはグフ重隊を牽制しつつ、このワシの乗る
ケルゲレンを狙ってきおった。
グフ重隊も一瞬あっけにとられ反応が遅れた。
その隙を狙ってイフリート共はケルゲレンを狙ってきおったのだ。
「えぇい、弾幕を張って奴らを近づけるな!」

そう言ったが、なかなかイフリートから離れることが出来ない。

はやく、助けにこんかっ!





やっと、来たグフ重隊と攻撃をリンクさせイフリートにダメージを与える。
さしもの2枚盾も執拗な攻撃によって破壊されておったわい。

だが、それ以上に、ケルゲレンのダメージが深刻だ。

ここは一度撤退するしかないのか?

////////////// 慢心

「ちょっと、もう何やってるのよ!」
私はケルゲレンに向かってそう怒鳴った。

フォローしにきたのをいい事にケルゲレンは撤退行動に入ってる。
折角、ケルゲレンをオトリに上手い具合に相手に攻撃が入ってきたところ
だったのに!

だが、良く見るとケルゲレンも満身創痍だった。
あちゃ~ありゃやばいか。

追いすがるイフリートをこっちが攻撃する。
あっちはケルゲレンしか見えてない。 チャンスだ!

Hit!Hit!Hit!

おっけ~ one kill頂きっ!

と、思ったその時だった。

急に死角から攻撃を受けた。

バルカンが機体にヒットする!

やばいっ!いつも、こうだ。 周辺警戒を怠るなって、マサドに
言われてたっけ。。。

敵の攻撃はコクピットに集中し、その厚い装甲をぶち抜いた。

破片の一部が、私の胸に直撃した。

(あぁ、やられちゃった~


「シャルッ~~~!!!」


////////////// 懐中時計

「シャルッ! おい、聞こえるかっ!?」

ん? あ、あれ?私まだ生きている?

胸を見ると、ペンダントがこなごなに砕けていた。
ピンポイントでペンダントに命中したらしい。
あ~あ、気に入ってたのになぁ。。。

「・・・ルッ!聞こえてるのか?」

「あ、はいっ! 大丈夫っ!」

「ったく、心配させやがって、まだいけるかっ!」
「もちろんっ!」

相手は、倒れない私を見て怯んでる。
そりゃ、そうよね。 私だってびっくりしたんだから!

さぁ反撃だ!

////////////// 犠牲

なんとか、シャルロッテ機は大丈夫のようだ。

俺は少しほっとして、すぐに反撃に移る。

シャルと集中砲火で一機を落とす!

「ジュダック!サンキュ!次行くよっ!」
「おぉっ!」

ここの連中は、スパイだった俺をすんなりと受け入れてくれた。
もうどこにも居場所の無い俺だった。

そう、おれの帰る場所はもうここしかないんだ。

帰る場所を、、、一緒に帰る仲間を、失いたくない。

左を先行しているシャルの横で何かが光った気がした。

その瞬間、廃墟に隠れていたイフリートが切りかかってきたっ!

アンブッシュ!

(もう、仲間がやられるのは見たくない。。。)

シャルロッテを突き飛ばし、間に割って入る。
奴と一緒にもみ合う様に崩れ落ちた。

奴は怒り狂ってヒート剣を逆手に持ち俺に向かって突き立てようとしていた。
こりゃ、逃れられないな。

だが、お前だって同じだぜ。

俺は両手を奴のどてっぱらにぶっ刺してトリガーを引いた。

////////////// 弾切れ

ジュッダックがやられた。

だが、あちらさんも道連れにしてくれた。

「く、くそぉ!」

しかし、こいつら何機いるんだ?

すでに4機は撃墜してるってのになぁ。まだ2,3機いやがる。

シャル機の両足がでかいヒート剣でなぎ払われて切られちまった。

あ~あ、あれじゃもう戦えないっすね。

だが、足を切られた分、低くなり、イフリートがこっちから丸見えっす。

バルカンをイフリートに叩き込む。

む、背後にもう一機。

何、この距離なら外さないっすよ!

ガッ!

って、弾が、、、、切れちまいやがったっす!

ジュダック! あっしも、逝くからちょっと待っててくれよ!


////////////// 絶体絶命

「撃てっ!撃てぇっ!キャリオカァ!」
「く、くそぉっ!弾が!弾がないっすぅ!」
全機がキャリオカのフォローに走るが間に合わない。
イフリートのヒート剣がキャリオカの喉笛を掻っ切ろうとした、その時!

「キャリオカ、飛べぇい!」

キャリオカは、訳も分からずその声に従いペダルを思い切り踏み込む。
グフ重はイフリートの剣をギリギリのところで交わす。
が、二の剣はとても交わせそうも無い。
そこにグフ重の背後の廃墟が突如崩れから、巨大な影が飛び出す。

ケルゲレンだ。
さっきの声の主は、コンスコンの声だったのだ。

ケルゲレンがキャリオカのグフ重をさらに押し上げ、そのまま巨体を
イフリートにぶちあてる。

「か、艦長~!」
「えぇい。 逃げるにもこれでは逃げられんわ!もっと、しゃっきとせんかっ!」
「へ、へぃっ!」

獲物のとどめをさせないどころか、無様な格好をさらしたイフリートが
怒りに燃えている。
そのイフリートがゆっくりと艦橋に向く。

それに気付いたキャリオカが絶叫する。
「艦長っ~!退避を~!」

だが、満身創痍のケルゲレンには、もう残り推力も残っていなかった。

イフリートの頭部バルカンが艦橋に吸い込まれていく!

コンスコンが、死の刹那、叫んでいた!
「いいかっ!貴様らっ!負けるなよっ」

ニヤリと笑った顔が最後に見えた。。。

「ケ、ケルゲレンが堕ちる・・・」

環境を破壊され、エンジン部分を爆発させながら崩れ落ちていくケルゲレン。
あたし達はしばし、呆然とそれを見送っていた。

「何をしている!今だっ!このチャンスを逃すな!」
マサドが叫ぶ。

そうだ!母艦を堕とした事で相手が気が緩んでいる。
ここが、チャンスだ!

じゃないと、身を盾にしたコンスコンが浮かばれない!

ズゴォォォォォ

紅蓮の炎に焼かれ堕ちていくケルゲレンをイフリート達は、宴で炎の陣を囲み
踊っている様に見えた。


次に踊るのは貴様らだっ!

「全機っ!てぇっ!」

残り少ない弾薬を全て撃ちつくすようにイフリートにぶち込む。

一瞬の差でシールドの防御が間に合わずに、足元をすくわれるイフリート。

「いいかっ!足を止めるなよっ!止めたらやられる!」
マサドがグフ重隊をまとめてくれる。

いい感じだ。

グフ重達の必死の機動に獲物を捕らえきれていない。

そこで、あたしの出番なのさっ!

「そこっ! やらせないよっ」

背後から拡散ビーム砲をぶち込んでやる。

死の閃光がイフリートを貫く!

////////////// 脱兎

トップ隊長が援護してくれてるが、盾を破壊しただけで、奴は
相変わらずこちらに向かってくる。

キャリオカがやられる。

すでに、グフ重隊はわしだけだ。。。

警戒警報がやかましぃ。

だが、残弾ゼロ。 さて、どうする?マサド?

「えぇい、ままよ!」

わしは、グフ重に急制動をかけ、一気に背後に飛んだ。

まぁ、実際には対して飛んではいないのだが、イフリートの奴。
面食らって前に飛び出している。

「そこだっ!」

わしは、渾身の力を込めて奴に体当たりをかける。

が、軽く交わされてしまった。。。

つんのめるように前に倒れ込むグフ重。

こうなると、自分の滑稽さに苦笑いするしかなかった。

「ちっ!こ、これが現実か・・・」


地獄の執行人が背後から迫っていた。。。

////////////// 零方向

「マサド!」

ちぃ、やはり母艦を失ったのはまずかったのか?
だが、あたしらも必死にやったんだがねぇ。。。

エネルギーゲージを確認するも残り少ない。

だが、後2機! 奴らをやるには十分だよっ!

あぁ、最後までやってやるさっ!

マサドをやった奴らにメガ粒子砲をぶっ放すが、ビーム
コーティングしている盾を破壊せしめただけだった。

「ちぃっ!」

奴らの反撃を避けるために、アプサラスを右にぶんまわす。
この巨体の割りにいい動きだ。

その旋回で巻き起こした突風で、奴らがバランスを崩した。
チャンスだッ!

ガガガガッ!

くそっ!そこに敵のザンジバル級が突っ込んできた。
機銃は対してききやしないが、畜生!チャンスを潰された。

仕方なく、母艦に対して砲撃をかける。
さすがに戦艦の主砲はまずいからね。

しかし、ここにきて至近距離での戦艦との打ち合いはまずかった。

あと一撃でイフリート達を倒せたのに、つい熱くなっちまった。


ピィッーピィッーピィッー!

警戒警報が鳴り響く!

どこだっ!近いッ!

距離は、、、ゼ、ゼロ?

下かっ!


戦艦との乱戦で巻き上げたつむじ風が奴らを隠しちまいやがってた。

残念だが真下には攻撃できないんだよ。

邪悪な炎の精霊の一つ目が喜んでいるように見えた。

「ひぃっ~!く、くるなぁ~~~!」



////////////// 全滅




・・

・・・

暗闇の中、あたしは意識を取り戻した。。。

ここは、どこだ?

・・・殺られたのか?

くっ、まだまだだったのかい?

やはり、こういう運命なのかねぇ。。。










「・・ちょう~」

ん?

あたしを呼ぶのは誰だい?

プシュー

急に開いたハッチから差し込む明かりがまぶしい・・・

ヘッドセットから女性に似せた機械音声が聞こえてきた。

【戦闘しみゅれーた終了。こくぴっとカラ退出願イマス】


「た、隊長~大丈夫っすかぁ?」
「最後まで頑張ったのにね」
キャリオカやシャルロッテが声をかけてくる。

「ったく、あそこまで手ひどくやられるとはな」
いつにも増してひどく興奮してるコンスコンをジュダックがなだめている。

「やはり、大将クラスはきつかったですかな?」
マサドが、頭を掻き毟りながらそうつぶやく。

あたし達が行ったのは戦闘シミュレータ。
VirtualMobileSuitCombatSimulator

色々な戦場、戦闘条件、相手部隊をシミュレートして実戦さながらの
訓練を行う装置だ。

擬似訓練だが時にはその激しさの為にショック死をも引き起こすことがある。

そう、あたし達は幻影に負けたんだ。

戦闘レベル:大将級
部隊構成:イフリート(格闘仕様)×4
艦長レベル:MAX(攻撃能力パターン:ギレン大将閣下)

現時点での、地上最強編成だった。


////////////// エピローグ そしてはじまり

戦闘後のブリーフィングルームにて、、、

「あ、でも、結構、私達やれてたんじゃんない?」
「シャルの負けず嫌いだけは将軍クラス並みなんだがなぁ」

部隊の皆が声を上げて笑う。

だが、皆の目は笑っていない。

しばしの沈黙が訪れる。。。





「・・・やしいよね」

シャルロッテが、ぼそりと言う。

「あぁ、あそこで俺がもう少し、踏ん張れば・・・」
「あっしも・・・」

「えぇい、辛気臭い!」

コンスコンが、急に怒鳴りだした。

「今日が駄目だったら明日!
明日が駄目だったら明後日!
いくらでもやれるじゃろう?!」

あぁ、そうだ。

まだ、あたし達はやれる。

「また、やるか?」
マサドがそうつぶやき皆を見回す。

「もちっ!負けられないっ!」
シャルロッテが切り返す。

「ま、またやるんすかぁ?」
キャリオカが、呆れたように、、、でも、その瞳は爛々と輝いている。

「今度はもう少し歯向かってみますかね」
ジュダックが、笑いながら言う。

それを見てあたしは不覚にも笑みがこぼれちまった。
なかなかどうして頼もしい奴らさ。

「そうだね。 まだ、あたし達だってやれるさ。 皆、行くよっ!」

「おぉ!」

皆、各自の機体(シミュレータ)に駆け寄っていく。
全身にその決意がほとばしっている。

あたしも、グローブをきつく締め直し、コクピットに身体を深く埋め深呼吸をする。

そう、、、

あたしたちの思いは一つ。。。

また、行くのさ。


何をしに行くかって?


そりゃ、もちろん。












『奴らをぶっ潰しにね』

-END-
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  1. 2007/10/22(月) 05:06:00|
  2. GCB
  3. | トラックバック:0
  4. | コメント:9
<<ご無沙汰しております。 | ホーム | 少将戦線異常無し!?>>

コメント

ううむ。

愛が感じられますなー。
新バージョン前ってのが泣かせますー。

重グフ隊に栄光あれ~

ミリ残りでも×12 嗚呼。
  1. 2007/10/29(月) 18:39:43 |
  2. URL |
  3. クロヒツジ #-
  4. [ 編集]

初めまして。
文章に引き込まれてしまいました^^
グフ重装型やパイ達への愛がひしひし伝わってきました。
こだわりがある人のプレイにはいつも感心します。
自分も負けないくらいのこだわりを持ってプレイしたいです^^
  1. 2007/11/08(木) 20:32:50 |
  2. URL |
  3. ナナス #txZHgShk
  4. [ 編集]

初めまして。エモルといいます。
この記事はデッキに対する思いがよく
伝わってきました。(尊敬・・・)
自分はよく素ジム×5でよくプレイします。
(よわっちいので対戦するのは楽しいですからねぇ。。。だからグフ重でプレイする気持ちがよくわかります。。。)

後質問なのですが、今度GGガス団に入ろうと思うのですが、平均年齢はどれぐらいかわかりますか?
  1. 2007/11/26(月) 03:07:31 |
  2. URL |
  3. エモル #-
  4. [ 編集]

こんな、ブログにコメントまで頂きありがとう御座います。

>クロヒツジ様
先日は、久しぶりにお会いできうれしゅうございました。
堀り中だったもので、挨拶もそこそこで申し訳なかったです。
やはり、監視の目がゆるい間(単身赴任中)に、一度行きたいと思っております。

>ナナス様
ありがとうございます。
愛情と言うか、もう、こればかっりだったもんで、これしかできないんですよ(笑)
SNSにもいらっしゃいますか?お名前を拝見したような(違ったらごめんなさい)

>エモル様
ありがとうございます。
GM5機ですか!それまた難行な、、、

さて、ガス団ですが、下は小学生、上は私のようなジジィまでおりますよ。
でも、中心は20代ですかね。

もし、皆と遊んでみたいならば、るきやん団長のHPで発言されてはどうでしょう?

http://blog.livedoor.jp/rukiyan0224/

皆、良い方ばかりなのできっと歓迎されますよ。

  1. 2007/11/26(月) 19:06:49 |
  2. URL |
  3. <K2> #-
  4. [ 編集]

K2さん>GCBコミュニティーにアドレスとパスワードを入力しましたが、なぜか登録画面にもどってしまいます。どうずればいいでしょうか?
  1. 2007/11/26(月) 21:21:38 |
  2. URL |
  3. エモル #-
  4. [ 編集]

へ?
意味がよくわからないのですが、ちゃんと登録してあればログインできるはずですよ~

もし、未登録ならば、今は紹介制となっています。
知り合いが入っているならば、その方にお願いして紹介してもらうしかないですね。


  1. 2007/11/27(火) 01:58:04 |
  2. URL |
  3. <K2> #-
  4. [ 編集]

そうなんですか。
自分はまだ未登録で知り合いも入ってません。
どうすれば・・・
  1. 2007/11/27(火) 02:12:31 |
  2. URL |
  3. エモル #-
  4. [ 編集]

今度、ガス団のオフに参加してみてはいかがでしょうか?
そこで、顔見知りになり、その中でSNSに入りたい旨を伝えればいいのでは?
ちなみに行きつけのホームとか教えてくれれば、もしかしたらSNSメンバーがいるかもしれません。
(管理者のみのメッセージで送ってくれれば非公開で連絡できます)
  1. 2007/11/27(火) 08:57:49 |
  2. URL |
  3. <K2> #-
  4. [ 編集]

管理人のみ閲覧できます

このコメントは管理人のみ閲覧できます
  1. 2007/11/27(火) 11:07:59 |
  2. |
  3. #
  4. [ 編集]

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年齢が既ににランバラル越えしてしまったおっさんビルダーのガノタ日記です。
年甲斐も無くGCBにはまり若い衆に混じりゲーセン通いをしている2児の父親でもあります。

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